塩化ベンザルコニウムの危険性について

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塩化ベンザルコニウムとは

塩化ベンザルコニウムは陽イオン界面活性剤の一種で、四級アンモニウム塩の混合物です。陽イオンとは電子を放出して正の電荷を帯びた原子のことを指します。界面活性剤は、分子内に水になじみやすい部分と、油になじみやすい部分を持つ物質の総称になります。

四級アンモニウム塩の四級は炭素の数を表しています。級が違うと別の物質になります。第四級アンモニウム化合物は、第三級アミンのアルキル化で合成され、このプロセスが第四級化と呼ばれています。アルキル化とは有機化合物の水素原子をアルキル基で置換する反応の総称です。第四級アンモニウム塩は、外食産業での清浄薬として主要な化学物質になります。

塩化ベンザルコニウムの危険性

塩化ベンザルコニウムが問題視されている理由は「誤飲すると嘔吐、下痢、麻痺を引き起こす」という点にあります。ほかに、歯茎や舌に影響を受ける可能性や0.1%以上の水溶液が目を腐食させるという理由もあります。

第四級アンモニウム化合物は、軽度の皮膚や呼吸器の炎症、皮膚の焼灼性熱傷、胃腸炎、吐き気、嘔吐、昏睡、痙攣、低血圧、死といった影響を人体に与えます。

コンタクトレンズ用液は、防腐剤として0.002%から0.01%の塩化ベンザルコニウムを含んでいますが、0.04%から0.05%の溶液は角膜上皮障害を引き起こしやすいので注意が必要です。歯磨き粉に入っていたりします。