香料の危険性について

このページでは「香料」について調べたことを書いています。基本的には「香料の危険性」に着目し、どういう理由で危険性が示唆されているのか、どういった副作用(害)があるのか検証しています。まず、「香料」で検索すると、関連する検索キーワードとして次のような言葉が出てきます。

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香料とは

香料は食品に香りと味の一部を付与する食品添加物(フレーバー)と、食品以外のものに香りを付ける香粧品香料(フレグランス)のふたつがあります。天然香料という植物や動物から抽出されたものと、合成香料という化学的に合成されたものがあります。

天然香料の多くは植物から抽出された精油や樹脂で、動物から得られる天然香料としては鹿、猫、鯨などから採れます。合成香料の原料としては、石油から得られるエチレンやアセチレンのほかに、精油より分離されるテルペン化合物や油脂より得られる脂肪酸などを使い、化学反応させることにで作られています。天然香料中の成分を合成しているものもあります。

香料の危険性

香料が問題視されている理由は「毒性」になります。香料には、合成香料が約130品目、天然香料が約600品目ありますが、原材料の項目では何が入っていても表記は「香料」になります。なので、刺激の強い匂いや、人工的な匂いは避けるべきだという主張があります。

なぜ、「香料」という一括表示にしているのかと言いますと、微量な成分を数十種類も調合して作られているので、配合した物質名をすべて表示するとかえってわかりにくくなるためです。微量と書きましたが、香料は1ppm以下の濃度でも十分な効果を発揮するものがあり、ほとんどの食品で使用量が10ppm以下となっています。ppm(パーツ・パー・ミリオン)は100万分のいくらであるかという割合を示す数値となります。

また、食品添加物は、「食品添加物の指定及び使用基準改正に関する指針」で定められた試験で、安全性が確認されることが必要となっています。様々な毒性試験の結果から、当該物質の投与によって有害作用が観察されない最大投与量を判定し、実験動物の体重1kg当たりの摂取量(mg)で表される無作用量(最大無毒性量)が決められています。

次に、ヒトと実験動物の違いやヒト同士の個体的な違いを考慮して「毎日摂取しても健康を損なうおそれのない一日許容摂取量(ADI)」を設定します。厚生労働省の調査研究で、市販の加工食品に実際に含まれている食品添加物の量は基準値を大幅に下回り、ADIを十分に下回っていることがわかっています。