ソルビン酸Kの危険性について

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ソルビン酸Kとは

ソルビン酸カリウムはソルビン酸のカリウム塩にあたる有機化合物で、食品添加物の保存料として使われているものです。ソルビン酸は不飽和脂肪酸で、ナナカマドの一種の未熟な果実から発見されています。旧厚生省は天然に存在しない添加物に分類しています。

ソルビン酸Kの危険性

ソルビン酸Kが問題視されている理由は「染色体異常」にあります。遺伝子に異常をきたす恐れと、複合摂取による危険性が指摘されています。毒性の単体チェックでは知りえない、食品添加物の食べ合わせによる害を指摘する方がいます。動物実験では、ラットに、体重1kgあたり4.2gのソルビン酸Kを投与したところ、約半分がラットが死亡したというものがあります。60kgの人なら252gを摂取していることになり、カフェインの致死量である3~10g、塩の致死量30~300gと比較すると、それだけ摂取すれば何か起きるというところです。

2008年11月20日に食品安全委員会が食品健康影響評価の結果の通知についてという書面で、ソルビン酸及びその塩類のグループとしての一日摂取許容量を、ソルビン酸として25mg/kg 体重/日と設定しています。gになおすと0.025gとなります。

なお、ソルビン酸及びその塩類の安全性試験成績を評価した結果、発がん性は認められなかったとあります。反復投与毒性について、5.0%までの投与量の範囲内では、安全性に懸念を生じさせる特段の毒性影響は認められず、生体にとって特段問題となるような遺伝毒性はないと結論付けられています。