スクラロースの危険性について

このページでは「スクラロース」について調べたことを書いています。基本的には「スクラロースの危険性」に着目し、どういう理由で危険性が示唆されているのか、どういった副作用(害)があるのか検証しています。まず、「スクラロース」で検索すると、関連する検索キーワードとして次のような言葉が出てきます。

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スクラロースとは

スクラロースは人工甘味料の一つで、スクロース(ショ糖)の約600倍の甘さを持っています。ショ糖を説明する前に、糖質について説明します。糖質は大きく分けると、単糖類と二糖類があります。前者は分解され尽くした最小の分子構造なので吸収が早く、後者は異なる分子がくっついたものなので吸収に時間がかかるものになります。

単糖類を化学名で言うと、グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、トリオース(三炭糖)、テトロース(四炭糖)、ペントース(五炭糖)などとなります。二糖類を化学名で言うと、マルトース(麦芽糖)、ラクトース(乳糖)、スクロース(ショ糖)などがあります。つまり、スクロースは二糖類の糖質で、構造的にはブドウ糖と果糖が合わさったものになります。身近な例では、紅茶に入れたりする砂糖があります。

スクラロースは砂糖のように体内で炭水化物として消化、吸収はされないため、カロリーがゼロとなっています。そのため、多くのノンカロリー飲料に使用されています。余談ですが、「100ml当り5kcal未満」であれば『ゼロカロリー』という表示が認められています。安全性に関しては、ラット及びマウスを用いた急性毒性試験、亜急性毒性試験、反復投与毒性試験、繁殖試験、健奇形性試験、抗原性試験、変異原性試験、一般薬理試験で確かめられています。

スクラロースの危険性

スクラロースと同じ人工甘味料の「アセスルファムK」を犬に0.3%or3%含む餌を2年間与えた実験で、0.3%群ではリンパ球の減少、3%群ではリンパ球の減少とGPT(肝臓障害時に増える)が増加するのが確認されました。似たような実験を「スクラロース」で行った際には、脾臓と胸腺のリンパ組織に萎縮が見られたそうです。

この実験のデータが見つけられなかったので何とも言えませんが、どれだけの餌を食べ続けたのかが重要になります。パーセンテージだけでは摂取量がわかりません。過剰摂取のためにアウトということだったら話が違ってきます。摂取量[mg]/体重[kg]が重要になります。何だって採り過ぎは体に毒ですので、無毒性量を超えないようにするのは当たり前の話かと思います。無毒性量を簡単に説明すると、様々な動物実験を行った際に、毒性学的に有害な影響が認められなかった最高の暴露量(摂取量)のことになります。